「モノ」で叶える
スマートな暮らしを後押しするメディア
ポータブル電源は買うべきか?メリットや失敗しない選び方を解説
近年、ポータブル電源の需要が高まっていますが、「アウトドアで便利と聞くけど、ポータブル電源はどういう時に使うの?」「災害対策として用意したほうが良いと聞くけど、本当に必要なの?」等、疑問を持たれている方も多いでしょう。
本記事では、ポータブル電源を買うべき理由やメリットから、ご購入時の選び方を解説していきます。記事後半ではAnkerのおすすめポータブル電源をご紹介していきますので、ぜひ製品選びの参考にしてください。
目次:
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、内蔵バッテリーにあらかじめ電気を蓄えておき、外部の電気機器に給電できる、持ち運び可能な大容量バッテリーのことです。略して「ポタ電」とも呼ばれることがあります。その容量はWh (ワットアワー) で表記され、Whの数値が大きいほど多くの電力を蓄えることができます。電源が確保できない場所でも自由に電気を使えるというメリットから、キャンプや車中泊などのアウトドアシーンや、停電・災害時の防災対策アイテムとしても注目されています。
モバイルバッテリーとの違い
モバイルバッテリーも外部の電気機器に給電できますが、容量が小さく用途や機器が限られます。ポータブル電源は、大容量かつ出力可能な電力が大きい上、家庭用コンセントと同じAC出力ポートが搭載されている特徴があります。スマートフォンやタブレット端末以外にも、テレビや冷蔵庫など消費電力が大きい様々な生活家電へ給電することができるので、様々なシーンで活躍します。
ポータブル電源のメリット
それでは、ポータブル電源を持つことで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主な5つのメリットをご紹介します。
災害時の電源確保
地震や台風などの災害時に停電が発生すると、テレビやパソコンは使えなくなり、災害に関する情報収集が難しくなります。スマートフォンは家族の安否確認や連絡に欠かせませんが、充電が切れてしまっては意味がありません。ポータブル電源があれば、スマートフォンやラジオを充電して、常に最新の情報を手に入れることができます。
また、夏場の停電では冷蔵庫が止まってしまい、中の食料が傷んでしまう心配があります。ポータブル電源があれば、冷蔵庫を一時的に動かして、大切な食料を守ることも可能です。冬場であれば、電気毛布を使って暖をとることもできますね。
このように、ライフラインが止まった際に、最低限の生活レベルを維持するためにポータブル電源は大きな役割を果たしてくれるでしょう。
アウトドアで電源が使える
キャンプや釣り、車中泊といったアウトドアにおいても、ポータブル電源は大活躍します。自然の中で不便さを楽しむのもアウトドアの醍醐味ですが、そこに「快適さ」が加わると、楽しみ方は無限に広がります。
多機能性
USBポートやACポート、シガーソケットなど複数の出力形式に対応しているため、ノートパソコン、スマートフォン、ドライヤー等、さまざまな機器に対応できる点も魅力です。
さらに、本体にLEDライトが内蔵されているモデルも多くあります。停電時や夜間のアウトドアで懐中電灯代わりになるため、防災グッズとしても優秀です。
ソーラーパネルやシガーソケットから充電できる
ポータブル電源本体の充電は、家庭のコンセントから行うのが基本です。しかし、多くのモデルはそれ以外の方法でも充電できるようになっています。例えば、長期の停電が続いた場合は、ソーラーパネルを使って充電がおすすめです。太陽光を利用して充電するため、コンセントが使えない状況でも電気を自給自足できます。
また、車中泊や長距離ドライブでは、移動中の時間を有効活用できるシガーソケットからの充電が重宝されます。
電源が持ち運べる

ポータブル電源の魅力は、その名前の通り「持ち運びできる」ことです。コンセントの場所に縛られることなく、好きな場所で電気が使えるようになります。BBQやキャンプはもちろん、庭でのガーデニングやベランダでのDIYなど日常生活の「ちょっと不便だな」と感じる場面でも手軽に活躍します。
さらに、本体にLEDライトが内蔵されているモデルも多くあります。停電時や夜間のアウトドアで懐中電灯代わりになるため、防災グッズとしても優秀です。
ポータブル電源はどんな人におすすめ?
ここまでポータブル電源のさまざまなメリットをご紹介してきましたが、「具体的にどんな人におすすめなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで、これまでの内容を踏まえ、特にポータブル電源をおすすめしたい人とその理由をまとめてみました。ご自身のライフスタイルに当てはまるものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
アウトドアをより快適に過ごしたい方

ポータブル電源は、キャンプやバーベキュー、釣りなどのアウトドアシーンで大いに活躍します。自然を満喫することがアウトドアの最大の魅力ですが、ポータブル電源があればスマートフォンや周辺機器の充電はもちろん、冬のキャンプでは電気毛布やストーブを使用しての防寒対策、夏場は扇風機での熱中症対策など、快適な環境作りに役立ちます。さらに、ホットプレートや電気ケトルといった調理家電も使用できるため、料理の時間を短縮し、アウトドアながら手の込んだ料理にも挑戦できます。
車中泊を楽しみたい方
車中泊を楽しみたい方にも、ポータブル電源はおすすめです。車中泊中に車のエンジンつけたままにするのは騒音や一酸化中毒などの安全性の観点で推奨しません。エンジンを切った状態での車中泊は夏場であれば熱中症や冬場は凍結などのリスクがあります。車中泊にポータブル電源を使用すれば、エンジンを切ったままポータブルエアコンや扇風機、サーキュレーターなどの家電を使用できるため、快適に車の中で過ごすことができます。
災害時の非常用電源として備えたい方

地震や台風、洪水などの自然災害への備えとしてもポータブル電源は大いに役立ちます。災害時は、重要な情報の入手や状況の把握、大切な人との連絡手段として、スマートフォンやPCなどの電源を確保することが不可欠です。ポータブル電源を用意しておくことで、いざという時に電力を確保できます。
さらに、電源が一切ない環境下でも、ポータブル電源とソーラーパネルを併用することで、発電と蓄電が可能になります。
ソーラーパネルとセットで節電対策として使用したい方
ポータブル電源をソーラーパネルと組み合わせて使用することで、節電効果も期待できます。晴れた日中にソーラーパネルで発電し、その電力をポータブル電源に蓄えることで、夜間にポータブル電源から電気を使用するなどの使い方が可能です。
後悔しないポータブル電源の選び方

ポータブル電源の魅力がわかると、早速手に入れたくなった方もいるのではないでしょうか。しかし、お店やインターネットを見る様々な種類があって、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。
値段も決して安くはないので、買ってから後悔しないためにも、 ポータブル電源の選び方を分かりやすくご紹介します。ポイントを押さえておけば、きっとあなたにピッタリの一台が見つかりますよ。
容量と出力
ポータブル電源を選ぶ上で、最も大切なのが「容量」と「出力」です。使用用途と主に使う電化製品を想定した上で、ポータブル電源の出力と容量を選びましょう。以下に用途別の容量と出力の目安をまとめていますので、参考にしてみて下さい。
| 用途 | 容量目安 | 出力目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| デイキャンプ | 200Wh ~ 600Wh程度 | 300W ~ 500W程度 |
|
| お泊りキャンプ | 500Wh以上 | 500W以上 |
|
| 車中泊 | 500Wh以上 | 500W以上 |
|
| 防災対策 | 700Wh以上 | 1000W以上 |
|
| 節電対策 | 700Wh以上 | 1000W以上 |
|
消費電力と起動電力
家電によっては起動電力が消費電力を大幅に上回る場合があります。起動電力がポータブル電源の最大出力を上回る場合は使用できませんので、使用する家電の起動電力をしっかり確認しましょう。
出力ポート
ポータブル電源には、USBポート、ACコンセント、DC出力など複数の出力形式があります。使用する機器に対応したポートがあるか確認しましょう。スマートフォンやタブレットの充電にはUSBポートが必要ですし、ノートパソコンや小型家電を使用する場合はACコンセントが役立ちます。複数のデバイスを同時に使いたい場合は、出力ポートの数や種類が多いモデルを選ぶと便利です。
重量と携帯性
アウトドアなどで頻繁に持ち運ぶ場合は、小型で軽量なモデルが理想的です。しかし、小型モデルは容量が小さくなる傾向があり、逆に大容量モデルは重量も大きくなりますが長時間の使用が可能です。大容量モデルでも持ち運び用のキャスターが付いている製品もありますので、携帯性もしっかり確認しましょう。
充電方法と充電時間
コンセントからの充電 (AC100V) に加え、ソーラーパネルやシガーソケットなど、どのような充電方式に対応しているかをあらかじめ確認しましょう。また、大容量モデルの中には満充電までに4~5時間ほど必要な機種もあります。 キャンプ当日朝、充電し忘れに気づいた際や、突然の雷雨や台風による急な停電の備えとして使用する場合、充電に長時間かかってしまうのは大きなデメリットです。短時間で充電が完了するかも製品選びの基準として考えましょう。
製品寿命
防災の備えとしてご購入いただく場合、長期での保管と使用が可能かどうかも重要なポイントです。ポータブル電源は、1000個以上の部品で構成されていることも多く、バッテリーと電子部品それぞれが長寿命であることを確認しましょう。
保証期間とアフターサービスの確認
「メーカー保証」が何年ついているか、修理やカスタマーサポートを含めた「サポート体制」が充実しているかなど、長く安心して使える製品かどうかを視野に入れて比較検討しましょう。初めてポータブル電源を使う場合に戸惑わないよう、日本語サポートがあると安心です。
使用シーン別!Ankerのおすすめポータブル電源
最後に、ポータブル電源の特徴や活用シーンを踏まえ、現在Ankerより発売されているおすすめモデルをご紹介します。
アウトドアに最適なポータブル電源
【予約販売】Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station
ベストセラーモデルAnker Solix C1000が、持ち運びやすさ、充電時間AC出力、寿命の全方位で進化した次世代モデル。1000Wh以上の大容量はそのままに、世界最小クラスのコンパクトさ※1と、前モデルから約12%の軽量化を実現。Anker独自の急速充電技術HyperFlash™で世界最速※2の約54分で満充電可能。コンパクトながら1550Wの定格出力で、一般的な家庭で使用する電化製品の99%※3を稼働できます。キャンプや車中泊はもちろん、DIYなどのお家での日常使いなど、防災だけでなく様々なシーンで活躍する1台です。
※1 容量1000Wh帯において。20℃のテスト環境下で専用アプリの超急速充電モード設定時外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります。2025年5月時点Anker調べ
※2 20℃のテスト環境下におけるAnker調べ、専用アプリで超急速充電モード設定時 外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります ※3 一般家庭で使用されるAC100V対応の家電を対象とした場合、Anker調べ
製品詳細を見る Amazonで購入
Portable Power Station 1000
AnkerとアウトドアブランドSnow Peakが共同開発。これ一台であなたのキャンプライフをより豊かに彩るスペシャルなポータブル電源です。
製品詳細を見る Amazonで購入
Anker Solix C1000 Portable Power Station
大容量かつ高出力ながら、同容量帯製品に比べ15%コンパクトなのでアウトドアでも気軽に持ち運べます。また、定格出力は家庭用コンセントと同じ1500Wで、電力リフト機能である独自技術SurgePad™により消費電力2000Wまでの家電を複数台同時に使えるパワフルさを兼ね備えています。高速充電モードでは、満充電まで58分 (※) しかかからず、出発1時間前でも1泊、2泊分程度の充電ができるところも安心です。
※20°Cのテスト環境下におけるAnker調べ。専用アプリで超急速充電モード設定時。通常モードでは約90分です。外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります
製品詳細を見る Amazonで購入
Anker Solix C300 DC Portable Power Station
大型ライト搭載に加え、超コンパクトさが特徴のポータブル電源です。約3kgでバッグにも入る小型軽量設計に加え、USB-Cポート4つ、USB-Aポート2つ、シガーソケット1つの合計7ポートを搭載。USB-Cポートからは最大140W出力が可能で、様々な機器へ急速充電が可能です。アウトドアシーンなど、外出先でスマホなどのデバイスの充電に最適な1台です。
※本製品にはACポートは搭載されておりません
製品詳細を見る Amazonで購入防災対策に最適なポータブル電源
Anker Solix C300 Portable Power Station
Anker Solix シリーズ随一のコンパクトさと持ち運びやすさが特徴の長寿命なポータブル電源です。コンパクトながらも家族全員が安心して使用できる288Whのバッテリー容量と定格出力300Wに加え、2Lペットボトル約2本分のサイズでキャビネットの中や玄関の靴箱にも収納できます。また、付属の肩掛けストラップを使用すれば両手を使わずに持ち運ぶことができるため、避難時にも持ち運びやすいことが特徴です。家族を守る防災対策の第一歩として最適な1台です。
製品詳細を見る Amazonで購入
Anker Solix C800 Portable Power Station
満充電までわずか58分 (※) で対応し、突然の台風や停電などにもしっかり備えることができます。また、768Whの中容量でありながらも、1200Wのパワフルな出力に対応しており、電気ケトルや電子レンジも使用可能です。さらに、一般的には容量の60 ~ 80%充電でポータブル電源は保管をおすすめしていますが、Anker Solixシリーズであれば、100%満充電で保管できるため、いざという時にポータブル電源を最大限活用できます。
※20°Cのテスト環境下におけるAnker調べ。専用アプリで超急速充電モード設定時。通常モードでは約90分です。外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります
製品詳細を見る Amazonで購入防災 / 節電対策におすすめなソーラーパネル
Anker Solix PS200 Portable Solar Panel
Anker Portable Power Station専用 : Anker C1000 / C800 / F1500 / 757 / 767 (別売り) の充電用ソーラーパネルです。アウトドアシーンや災害時など電源を確保しづらい場面でも安心です。
製品詳細を見る Amazonで購入まとめ
本記事では、ポータブル電源のメリットや購入検討理由から、ポータブル電源の選び方、おすすめ製品までをご紹介してきました。ポータブル電源は、アウトドアシーンで活躍するだけではなく、災害 / 節電対策にも役立ちます。
ご購入を検討されている方は、ぜひ、今回ご紹介した製品をチェックしてみてください。
RECOMMEND
編集部のおすすめ
2025.07.02
PICKUPS
ピックアップ記事
あなたの生活を
より快適で、スマートなものに。
オンラインストアはこちらから!
ANKER
MAGAZINE
「モノ」で叶える
スマートな暮らしを後押しするメディア
Empowering Smarter Lives
アンカーマガジンは、“充電”のグローバル・リーディングブランド「Anker」、オーディオブランド「Soundcore」、スマートホームブランド「Eufy」、スマートプロジェクターブランド「Nebula」の製品やテクノロジーなど、皆さまの暮らしを豊かにする情報をお届けします。