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公開日:2025.11.19

ポータブル電源に寿命はあるの?安心して長く使うためのコツを解説

近くに電源がなくても電気を使えるポータブル電源は、アウトドアや災害時にも活躍する便利なアイテムです。スマートフォンの充電から小型家電への電力供給まで様々な用途で活用できますが、使用環境 / 方法によっては搭載しているバッテリーを劣化させてしまう可能性があります。今回はポータブル電源のバッテリー寿命についての解説と、長期間安心してお使いいただけるおすすめのポータブル電源をご紹介します。

目次:

    ポータブル電源に寿命はあるの?

     

    ポータブル電源には寿命があります

    これは、内蔵されているバッテリーが、スマートフォンのバッテリーと同じように、充放電を繰り返すことで徐々に劣化し、蓄えられる電気の容量が減っていくためです。

     

    ポータブル電源の寿命は、一般的に「サイクル回数」という指標で表されます。サイクル回数とは、バッテリーが100%まで充電された後、完全に充電切れになるまで を1回としてカウントするものです。

     

    一般的なリチウムイオン電池を使ったポータブル電源の寿命は、約300〜3,000回が目安と言われています。この回数に大きな幅があるのは、使用環境、保管状況、そして後述するバッテリーの種類によって寿命が大きく異なるためです。

    寿命が過ぎたらどうなる?

     

    寿命とされるサイクル回数を迎えたからといって、ポータブル電源が急に使えなくなるわけではありません。


    多くの場合、「充電できる最大容量が、新品の時と比べて約20%減少した (=80%になった) 状態」を寿命の目安としています。そのため、寿命を迎えた後も使用し続けることは可能ですが、使用できる時間は徐々に短くなっていきます。


    「最近、フル充電してもすぐに残量が減ってしまう」と感じたり、本体の充電自体がうまくできなくなったりした場合は、バッテリーの劣化がかなり進んでいるサインです。安全のためにも、新しい製品への買い替えをおすすめします。

    ポータブル電源に使用されるバッテリーの種類

     

    ポータブル電源の寿命を大きく左右するのが、内蔵されているリチウムイオン電池の種類です。主に以下の2種類が使用されています。

     三元系リチウムイオン電池


    多くのポータブル電源で従来から採用されてきたタイプです。エネルギー密度が高く、小型化しやすいのが特徴ですが、サイクル回数は後述のリン酸鉄系に比べて少ない傾向があります。


    リン酸鉄リチウムイオン電池

     

    近年、長寿命を求める声に応えて登場し、主流になりつつあるタイプです。 三元系リチウムイオン電池と比較して、経年劣化が少なく圧倒的にサイクル寿命が長いのが最大の特徴です。さらに、熱安定性に優れ、安全性がより高い点も強みです。


    サイクル回数の目安:1,500回以上 (製品によっては3,000回以上) 


    例えば、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したAnkerのポータブル電源「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station」の場合、電池容量が初期容量の80%まで劣化するまでのサイクル回数は4,000回以上を誇ります。毎日使用しても10年間バッテリーの劣化を心配する必要がありません。
    長期間、安心して使いたい場合はこの「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載したモデルを選ぶことが非常に重要です。

     

    関連記事

    リン酸鉄リチウムイオンバッテリー (LFP電池) とは?メリットとデメリット解説、おすすめポータブル電源も

    ポータブル電源を長く使うためのコツ

     

    バッテリーの種類だけでなく、使い方や保管方法に気をつけることで、ポータブル電源の寿命をさらに延ばすことができます。

    使用中 (充電・給電時) の3つのコツ

     

     バッテリーに負担がかかりやすい「使用中」は、以下の点に注意しましょう。

    最適なバッテリー残量を保つ

    一般的な三元系バッテリーの場合、「満充電 (100%) 」や「残量ゼロ (0%) 」の状態が続くとバッテリーに負荷がかかります。特に0%の状態が続くと「過放電」となり、劣化を急激に早める原因になります。


    一方、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの場合は、満充電の状態でも自己放電率が非常に低いため、バッテリー残量の管理が容易です。


    中でもAnkerのポータブル電源は、バッテリー容量に適切な余裕を持たせた設計を採用しています。そのため100%満充電で保管してもバッテリーが劣化しにくく、主電源をオフにすることで、自然放電を抑えます。これにより継ぎ足し充電の手間が減り、万が一使いたい時でも十分容量が残っているため安心です。

    高温・低温・多湿環境を避ける

    バッテリーは熱や湿気非常に弱いです。45℃以上になると劣化が早まるため、夏場の車内への放置などは絶対に避けてください。

    約0℃以下の低温環境でもバッテリー性能は低下し、正常に動作しないことや急にシャットダウンすることもあります。 取扱説明書に記載されている「約0℃~40℃」の動作温度範囲内で使用しましょう。


    またポータブル電源は精密機械ですので、水気の多い場所での使用も避けてください。

    パススルー充電を避ける (※一般的なモデルの場合) 

    「パススルー充電」とは、ポータブル電源本体を充電しながら、同時に他の機器へ給電する機能です。これは「充電」と「放電」を同時に行うため、バッテリーに大きな負担がかかり、劣化を早める原因となります。


    一方で、Ankerのポータブル電源は劣化を抑えながらパススルー充電ができるよう設計されているため、安心してパススルー充電をお使いいただけます。

    保管時のコツ

     

    長期間使わない場合も、保管方法が寿命を左右します。

    最適な残量で保管する

    「使用中のコツ」と同様に、一般的な (三元系) バッテリーの場合、0%や100%での長期保管はバッテリーに負担をかけます。


    リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのポータブル電源なら、満充電での長期保管に対する耐性が強いため、100%のまま保管しても劣化しにくい設計になっています。いざという時にすぐ使えるため、防災目的にも適しています。

    3ヶ月に1度は状態を確認する

    長期間放置すると自己放電により、意図せず残量が0% (過放電) になってしまうリスクがあります。使わない期間が続く場合でも、3ヶ月に1度は残量を確認し、60%〜80% (または推奨される残量) まで充電するようにしましょう。

    保管場所に注意する

    使用時と同じく、高温多湿・低温の場所を避けてください。また、ポータブル電源は精密機械ですので、湿度が高すぎる場所や、埃 (ほこり) が多い場所に保管すると内部がショートする可能性があるため、風通しの良い室内で保管しましょう。

     

    Ankerのポータブル電源は長寿命&長期保証

     

     

    ポータブル電源の寿命を考える上で、これまでの「コツ」を実践することは重要です。しかし、最も影響が大きいのは、購入時に「長寿命設計」の製品を選ぶことです。

     

    Ankerのポータブル電源は電池寿命の長さと安全性の高さが特徴のリン酸鉄リチウムイオン電池の採用に加え、電子部品自体の長寿命化ではなく、発熱抑制や保護機能の搭載などによる製品設計を最適化することで、ポータブル電源本体の長寿命化を実現しているため、約10年間※1、安心してお使いいただけます。

     

    また、Ankerならではの長寿命ポータブル電源だからこそ、業界トップクラスの最大5年保証付き※2 。万が一、不具合が生じた場合もご心配ありません。

    購入後も、専門スタッフのサポートや、ご使用済みポータブル電源の回収サービスを行っております。回収した製品はリサイクル資源として再生致します。 (弊社製品限定、送料はお客様ご負担となります。詳細はこちら)

     

    ※1 適切な利用方法及び環境下においては、1日1回ご利用いただいても約10年間にわたり正常な状態を保ちます
    ※2 2025年11月18日時点 Anker調べ
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