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公開日:2025.10.30
ポータブル電源の充電はどれくらいかかる?
キャンプや車中泊、DIY、そして万が一の防災対策として注目を集めているポータブル電源。
しかし、購入を検討する際や実際に使用する上で、多くの人が疑問に思うのが「充電にどれくらい時間がかかるのか?」という点です。
この記事では、ポータブル電源の充電時間を決める要因、具体的な計算方法、そして容量や充電シチュエーション別の目安時間を徹底的に解説します。「自分の使い方に合ったモデル」を選ぶための重要な指標として、ぜひ参考にしてください。
目次:
ポータブル電源の充電時間を決める基本の計算式
まず、充電時間を知るための最も基本的な考え方を理解しましょう。必要なのは「バッテリー容量」と「充電入力」の2つの数値です。
充電時間の目安 = バッテリー容量 (Wh) ÷ 充電入力 (W)
充電時間の目安は「バッテリー容量 (Wh) ÷ 充電入力 (W)」で求めることができます。
バッテリー容量 (Wh:ワットアワー)
そのポータブル電源が蓄えられる電気の総量 (タンクの大きさ) です。
「500Wh」なら「500Wの電力を1時間供給できる」という意味になります。この数値が大きいほど、容量が大きいことを示します。
充電入力 (W:ワット)
充電時にポータブル電源が受け入れられる電力の大きさ (タンクに注ぐ水の勢い) です。ACアダプターや本体の仕様欄に「入力:100W」「入力:最大1200W」のように記載されています。
計算例
では実際に計算してみましょう。例として、「容量 500Wh」のモデルを、「入力 100W」の充電器で充電する場合、以下が理論上の最短充電時間です。
500 (Wh) ÷ 100 (W) = 5時間
注意点
ただし、上記の計算はあくまで理論値です。実際には、計算結果よりも1〜2割程度、時間が長くかかるのが一般的です。
充電時には必ず電力のロス (熱など) が発生し、100%の効率で蓄電できるわけではありません。
また、多くのポータブル電源は、バッテリーの寿命を延ばすため、満充電に近づく (例:80%〜90%以上) と自動的に充電スピード (入力W) を落とします。最後の10%を充電するのに時間がかかるのはこのためです。
ポータブル電源の容量が大きいほど充電に時間がかかる
まず理解すべき最も基本的な原則は、「容量が大きいほど、充電時間は長くなる」という点です。
これは、容量 (Wh) を「貯水タンクの大きさ」、充電入力 (W) を「タンクに注ぐ水の勢い」と考えると簡単です。
例えば、充電入力 (水の勢い) が「100W」で同じ場合を考えてみましょう。
容量 300Wh (小さいタンク) :300Wh ÷ 100W = 3時間
容量 1000Wh (大きいタンク) :1000Wh ÷ 100W = 10時間
このように、同じ充電器を使ったとしても、タンクの大きさ (容量) が約3.3倍になれば、充電時間も約3.3倍かかります。
ただし、これはあくまで「充電入力 (W) が同じ場合」の話です。最近のモデルは、大容量であってもそれに見合った非常に大きな入力 (W) に対応することで、充電時間を劇的に短縮しています。
そこで次に重要になるのが、「充電方法」の違いです。
充電方法によって充電時間は大きく変わる
ポータブル電源の充電時間を決めるのが「充電方法」です。同じポータブル電源でも、充電方法によって充電時間は大きく変わってきます。
コンセント
最もスタンダードで、多くの方が利用する方法が、お家の壁にあるコンセントから充電する方法です。
ポータブル電源を購入すると、付属品として専用のACアダプターとケーブルが同梱されています。これらをポータブル電源本体とコンセントにつないで充電します。
ご自宅での事前の準備や、キャンプ場に電源サイトがある場合など、コンセントが使える環境では最も確実で速い充電方法です。
シガーソケット
車で移動することが多い方にとって、非常に便利なのがシガーソケットからの充電です。 こちらも専用のシガーソケット充電ケーブルが付属しているモデルが多く、車のエンジンをかけた状態でシガーソケットに差し込むだけで充電が開始されます。
長距離移動の際に少しでも充電残量を増やしておきたい、というシーンで活躍する方法です。
しかし、供給電力が小さいためコンセントに比べると充電速度は非常に遅くなる点に注意が必要です。
ソーラーパネル
コンセントがない場所で真価を発揮するのが、ソーラーパネルを使った充電です。太陽光で発電し、ポータブル電源に蓄えることができます。
キャンプや釣りなどのアウトドア活動はもちろん、停電が長引くような災害時において非常に心強い存在となります。
注意点として、天候に左右されるため曇りや雨の日では、発電効率が著しく低下するか、ほとんど充電できない場合があります。
また、コンセントに比べると満充電までには長い時間が必要です。
大容量でも充電が速い、Ankerのポータブル電源
Ankerのポータブル電源は、独自の急速充電技術HyperFlash™により、大容量でも充電速度が速いのが特徴です。中でもおすすめのポータブル電源をご紹介します。
【予約販売】Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station

【予約販売】Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station
Anker独自の急速充電技術HyperFlash™️により、100%満充電までわずか99分。急な災害で電気が必要になっても、充電の不安がなくなります。
2048Whの大容量、家庭用のコンセントよりも大きい定格2000Wの高出力なため、停電時に3~5人で使用しても約2~3日間※の電力供給が可能です。
※1日あたり700Wを使用した場合の目安
新世代の半導体であるIGBTを採用し、DCからACへの変換ロスを削減することで、一般的な2000Wh帯のポータブル電源よりも長く家電を動かすことが可能です。
※LEDライトの使用時間で比較した場合
※一般的な2000Wh帯のポータブル電源との比較。充電回数は各機器の定格消費電力に基づく計算上の数値 (Anker調べ)
※ご使用の機器の消費電力や使用状況により変動します
前モデル※2からサイズは約50%、重さは約40%軽量化しコンパクトに。加えて両側面にハンドルを搭載し、両手で重さを分散することができるため、とっさの避難時にも持ち運びやすくなりました。
※容量2000Wh帯のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルにおいて。ハンドル部分を除く体積計算に基づく (2025年9月時点 Anker調べ)
※Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) との比較
Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station

Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station
独自の急速充電技術HyperFlash™️により100%満充電までわずか54分。
スマホより速く充電が終わります。
※20°Cのテスト環境下におけるAnker調べ。専用アプリで超急速充電モード設定時。通常モードでは約60分です。外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります
1000Wh以上の大容量は変わらずに、Amazonベストセラー獲得実績もある前モデル (Anker Solix C1000 Portable Power Station) から一回り省サイズ化し約12%の軽量化を実現した世界最小クラスのポータブル電源です。
※容量1000Wh帯かつAC定格出力1500W以上のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルにおいて。ハンドル部分を除く体積計算に基づく (2025年4月時点 Anker調べ)
定格出力は家庭用コンセントと同等の1550Wを実現。スマホやノートパソコンはもちろん、電気ケトルやドライヤー、冷蔵庫など様々な機器を動かせます。
※一般家庭で使用されるAC100V対応の家電を対象とした場合 (Anker調べ)
サイクル回数4,000回以上を誇る電池寿命の長さと安全性の高さが特徴のリン酸鉄リチウムイオン電池の採用に加え、独自技術InfiniPowerにより電子部品の長寿命化も実現。毎日使用しても10年間バッテリーの劣化を心配する必要がありません。
※電池容量が初期容量の80%まで劣化するまでのサイクル回数4,000回以上、電子部品の寿命は50,000時間を誇り、適切な利用方法および環境下においては、1日1回ご利用いただいても約10年以上に渡り正常な状態を保ちます
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