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公開日:2024.12.16
ポータブル電源で電気ケトルは使える? おすすめのポータブル電源も紹介
目次:
ポータブル電源で電気ケトルは使える?
結論から言えば、ポータブル電源で電気ケトルを使用することは可能です。ただし、電気ケトルの消費電力とポータブル電源の容量など、いくつかの条件があります。
電気ケトルの消費電力
まずは電気ケトルの消費電力を確認しましょう。沸かせる水の容量によって消費電力は異なりますが、1.2Lの電気ケトルの場合は約1000W〜1500Wと言われています。 ポータブル電源で電気ケトルを使用するには、ポータブル電源の定格出力が電気ケトルの消費電力を上回っている必要があります。
ポータブル電源の定格電力
定格出力とは、安定して供給できる電力の出力を意味します。Ankerのポータブル電源を例に、一般的なポータブル電源の定格出力を確認していきましょう。
製品 |
モデル |
定格出力 |
Anker 521 Portable Power Station (PowerHouse 256Wh) |
小型軽量モデル |
300W |
Anker Solix C800 Portable Power Station |
中容量モデル |
1200W |
Anker Solix C1000 Portable Power Station |
大容量モデル |
1500W |
Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) |
超大容量モデル |
2000W |
Anker Solix F3800 Portable Power Station |
最大容量モデル |
5000W |
上記の通り、大容量モデルのポータブル電源であれば、一般的な1.2Lの電子ケトル※を使用できる事がわかります。ただし、電気ケトルの消費電力は製品によって異なりますので、必ず各メーカーサイトにてご確認ください。
※消費電力が1500W未満の電子ケトル
何回電気ケトルを使用できるの?
では、ポータブル電源で何回電気ケトルを使用できるかを確認しましょう。
ポータブル電源の容量
ポータブル電源の容量を示す値として、ワットアワー (Wh) が使われます。 ワットアワー (Wh) は電力 (W) × 時間 (h) で算出します。
ちなみに、ポータブル電源から電化製品へ電力を供給する際に電力ロスが発生します。つまりポータブル電源の容量を全て使うことはできません。電力ロス分を加味して、ポータブル電源の容量に80%を掛ければ実際に使うことのできるおおよその容量がわかります。 例えば「Anker Solix C1000 Portable Power Station」の容量は1056Wh、この容量に80%をかけると、
・1056Wh × 0.8 = 844Wh
つまり実際に使用できる容量は、約844Whという事がわかります。
電気ケトルで1回お湯を沸かす際に使用する電力量
電気ケトルで1回お湯を沸かす際に使用する電力を計算してみましょう。仮に、電気ケトルの消費電力が1200Wで、お湯を沸かすのに6分かかるとします。 まずは6分間使用した際の消費電力量 (Wh) を計算しましょう。
・消費電力:1200W
・使用時間:0.1h (6分 ÷ 60分 = 0.1h)
・消費電力量:1200W × 0.1h = 約120Wh
つまり、1回のお湯沸かしで約120Whの電力を消費します。
何回沸かせる?
では、先ほど出した数値を元に、電気ケトルの使用可能回数を計算しましょう。
・実際に使用できるポータブル電源の容量:約844Wh
・電気ケトルで1回お湯を沸かす際に使用する電力量:約120Wh
・使用回数:844Wh ÷ 120Wh = 7.03
つまり、「Anker Solix C1000 Portable Power Station」では一般的な電気ケトルを使って、約7回お湯を沸かせる※事がわかりました。お持ちの電子ケトルの消費電力と沸騰までの時間を確認の上、実際に計算してみましょう。
※消費電力が1200Wで、お湯を沸かすのに5分かかるとした場合
※理論値のため、実際の稼働時間とは異なります
ポータブル電源で電気ケトルを使用するメリット
屋外でも手軽にお湯が沸かせる利便性
キャンプなどのアウトドアでポータブル電源と電気ケトルがあれば、簡単にお湯を沸かすことができます。インスタントコーヒーやカップラーメンの調理、食器の洗浄など、様々な用途で活躍します。従来のガスコンロやカセットコンロと比べて、火を使わないので安全性が高く、風の影響も受けにくいというメリットがあります。また、燃料の補充も不要なので、長期の野外活動でも安心して使用できます。
災害時の非常用電源としての活用
災害時には、電気やガスなどのライフラインが途絶える可能性があります。そのような状況下でも、ポータブル電源と電気ケトルがあれば、温かい飲み物や食事を摂ることができます。これは単なる快適さだけでなく、体調管理や衛生面でも重要です。例えば、赤ちゃんのミルクを作ったり、消毒用のお湯を沸かしたりすることができます。また、ソーラーパネルと組み合わせることで、電力の持続的な確保も可能です。
車中泊やキャンプでの快適な食事準備
車中泊やキャンプなどのアウトドアでは、食事の準備が大きな課題となることがあります。ポータブル電源と電気ケトルを組み合わせることで、この課題を簡単に解決できます。朝食にはホットコーヒーを楽しんだり、夕食時にはお湯を使って即席スープを作ったりと、食事の準備が楽に。また、電気ケトルは調理以外にも、食器の洗浄や衛生管理にも活用できます。
ポータブル電源で電気ケトルを使用する際の注意点
電気ケトルをポータブル電源で使用する際には、いくつかの重要な注意点がありますので確認していきましょう。
電気ケトルの消費電力を確認する
電気ケトルを選ぶ際は、その消費電力を必ず確認しましょう。一般的な電気ケトルの消費電力は比較的高い数値となっています。また製品によって大きく異なるため、必ず電子ケトルの製品仕様を確認しましょう。
大容量モデル以上がおすすめ
ポータブル電源の容量は、電気ケトルを何回使用できるかを決定する重要な要素です。電気ケトルは短時間で大きな電力を消費するため、大容量モデル以上の製品を選ぶ事をおすすめします。
その他電化製品とのバランス
ポータブル電源を使用する際は、電気ケトル以外の電化製品との使用バランスも考慮する必要があります。例えば、キャンプで電気ケトルの他にLEDランタンやスマートフォンの充電、小型冷蔵庫なども使用する場合、それぞれの消費電力を合計して、ポータブル電源の定格出力が上回っているかかどうかを確認しましょう。
電子ケトルにおすすめのポータブル電源
Anker Solix C1000 Portable Power Station
スマホより速い充電時間とコンパクトさを実現したAnker Solixシリーズを代表する大容量ポータブル電源の人気モデル。独自の急速充電技術HyperFlash™️により100%満充電までわずか58分。90%以上の家電を動かすパワフルさで、定格は家庭用コンセントと同じ安心の1500W。さらに独自技術SurgePad™️により消費電力2000Wまでの家電に複数同時給電が可能。
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