公開日:2026.10.01
ポータブル電源選びで見落としがちな「重さ」「携帯性」とは?
防災用にポータブル電源を選ぶとき、多くの人がまず容量を見ます。容量が大きいほど安心だと考えるのは自然なことですが、容量が上がるほど本体は重くなります。
実際の災害時に、家の中のどこにあるポータブル電源を、家族の誰が、どこまで運べるのか。ここを考えずに選んでしまうと、いざというとき持ち出せない、ということになりかねません。
この記事では、容量と重さのバランスをどう考えればいいのか、必要な容量の決め方から、その重さを誰が運べるか、大容量1台に頼らない選び方までを順番に見ていきます。
目次:
忙しい人向けにこの記事の要約
-
容量が大きいほど、本体は重くなる
300Wh前後は3kg前後、1000Wh前後は11kg前後、2000Wh前後は19kg前後が目安です。実際に運べるかどうかは、容量とは別に考える必要があります。 -
動かしたい家電から容量を決め、その重さを誰が運べるかを考える
必要な電力量は、家電の消費電力と使いたい時間から計算できます。容量を決めたら、運ぶ人の体格や避難時の負担を踏まえて重さを見積もります。 -
小容量を分けて持つという選び方もある
300Wh前後のモデルを人数分用意すれば、それぞれが運べる重さで電源を確保でき、1台が壊れても残りの電源を使えます。充電の手間や合計の値段は増えます。
容量が大きいほど重くなる

ポータブル電源は、電池を何個も束ねて容量を作っている製品です。そのため容量 (Wh) が増えるほど、重さもほぼそのまま増えていきます。目安として、容量帯ごとのおおまかな重さは次の通りです。
| 容量帯 | 重さの目安 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| 300Wh前後 | 3kg前後 | スマホやライトなど最小限の電源確保、持ち出し用 |
| 1000Wh前後 | 11kg前後 | 冷蔵庫や炊飯器なども含めた在宅避難 |
| 2000Wh前後 | 19kg前後 | 家族全員分の家電をまかなう長期の在宅避難 |
この表を見ると、容量が3倍以上になると、重さはそれよりもさらに増えていくことがわかります。大容量モデルほど頼もしく見えますが、実際に持ち上げて運べるかどうかは、また別の話として考えておく必要があります。
まず動かしたい家電から必要容量を決める

容量を選ぶときは、大は小を兼ねると考えず、動かしたい家電を先に決めてから必要な容量を計算するのがおすすめです。家電にはそれぞれ消費電力 (W) があり、これに使いたい時間をかけると、必要な電力量 (Wh) がわかります。
必要電力量 (Wh) = 家電の消費電力 (W) × 使いたい時間 (h)
代表的な家電の消費電力の目安は次の通りです※。
| 家電 | 消費電力の目安 | 1時間使った場合の電力量 |
|---|---|---|
| スマホ充電 | 約13W | 約13Wh |
| 扇風機 | 約35W | 約35Wh |
| ノートパソコン | 約50W | 約50Wh |
| 電気毛布 | 約55W | 約55Wh |
| 小型冷蔵庫 (稼働時) | 約40W | 約40Wh |
※Anker公式Magazine「1000Wh帯のポータブル電源で使える家電は?」に掲載の消費電力データを基に作成。冷蔵庫は起動時に瞬間的に大きな電力 (家庭用冷蔵庫で約1100W) を要する場合があるため、稼働中の消費電力とは別に、対応するポータブル電源の瞬間最大出力も確認することをおすすめします。
例えば、スマホ充電と照明、扇風機を数時間使う程度であれば300Wh前後で足ります。冷蔵庫を1日通して動かしたい場合は、稼働と停止を繰り返す分を見込んで1000Wh前後が目安になります。動かしたい家電をリストアップしてから容量を決めれば、必要以上に大きく重いモデルを選ばずに済みます。
1000Wh帯のポータブル電源で使える家電については、こちらの記事をご覧ください。
その容量帯の重さを誰が運ぶかで考える

容量を決めたら、次はその重さを実際に家族の誰が運べるかを考えます。厚生労働省の職場における腰痛予防対策指針では、人力で持ち上げる重量の目安として、成人男性は体重のおおむね40%以下、成人女性は男性の目安の60%程度とされています。
例えば体重60kgの成人男性であれば24kg程度、体重50kgの成人女性であれば12kg程度が、継続して持ち運ぶ際の目安になります。ただし、これは職場における作業を想定した指針であり、暗い中や階段を使う避難時はより負担が大きくなります。目安より軽めに見積もっておくと安心です。
高齢者や子どもが避難時にポータブル電源を運ぶ可能性がある場合は、先ほどの容量帯の目安で言う1000Wh前後 (11kg前後) を超えるモデルは負担が大きいことを踏まえて選んでください。
参考:厚生労働省 職場における腰痛予防対策指針 (安全衛生情報センター掲載) (https://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-54/hor1-54-36-1-2.pdf)
大容量1台ではなく小容量を分けて持つという選び方

大容量モデル1台に頼るのではなく、小容量モデルを複数台に分けて持つという選び方もあります。
家族それぞれが自分の分を持てる
300Wh前後のモデルを人数分用意すれば、家族それぞれが自分で運べる重さの電源を確保できます。避難時に1人で大容量モデルを運ぶ必要がありません。
1台が壊れても、残りの電源を使える
分散させておけば、1台を落として壊してしまったり、水に浸かって使えなくなったりしても、残りの電源で最低限の電力を確保できます。
用途ごとに置き場所を変えられる
寝室、リビング、玄関など、使う場所ごとに置いておけば、持ち出す判断に迷う時間を減らせます。
一方で、台数が増えると充電する手間も増えますし、合計の値段も上がります。家族の人数や、家にとどまる避難と外に持ち出す避難のどちらを重視するかを考えて、大容量1台にするか、小容量を分けて持つかを選んでください。
Ankerのポータブル電源から選ぶなら
ここからは、持ち出し用の軽量モデル、在宅避難とのバランス型、家族全員分をまかなう大容量モデルという3つのタイプで、Ankerのポータブル電源を紹介します。
持ち出し用の軽量モデル
「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」は、約2.8kgで肩にかけられるストラップが付属する小型モデルです。ACポートは搭載していないため、給電できるのはUSB-C・USB-A・シガーソケットに対応した機器です。
こんな人におすすめ
持ち出し用に、ひとりでも無理なく運べる軽さを重視したい方

「Anker 521 Poratable Power Station」よりバッテリー容量が10%増加した288Whの大容量ながら、半分以下のサイズを実現しました。
肩にかけられるストラップ付属で災害時や外出時に、両手を使うことなく持ち運びが可能です。
100%満充電で保管可能です。主電源をオフにする機能を搭載することで自然放電を軽減でき、いざという時に電力を最大活用できます。
USB-Cポートから最大140Wのパワフルな出力で、スマホやノートPCへの急速充電はもちろん、カメラやプロジェクター、ドローンなど様々な機器へ給電 / 充電できます。※
※ACポートは搭載しておりません。
ワンタッチで点灯できるLEDライトを上部に搭載し、夜間のキャンプなどでもすぐに明かりをとることが可能です。そのため、アウトドアや災害時などでも安心してお使いいただけます。
様々な機器に対応した出力とコンパクトサイズを両立しているため、持ち運び用や、寝室への設置用など大容量帯を既にお持ちの方のサブバッテリーとしても最適です。
USB-C、USB-A、シガーソケットを含む合計7ポートを搭載し、最大300W出力が可能です。停電時でも、家族全員分のスマホなどを充電することができ安心です。※
※ACポートは搭載しておりません。
Bluetooth接続に加えてWi-Fi接続にも対応し、同じ部屋に居なくとも専用のAnkerアプリから充電・給電状況の確認や、遠隔で充電電力の操作が可能です。※
※アプリの言語は日本語となります
専門スタッフのサポートや、ご使用済みポータブル電源の回収サービスを行っております。回収した製品はリサイクル資源として再生致します。 (弊社製品限定、送料はお客様ご負担となります。 詳細はこちら)
USB-PDによる起動とソーラーパネルによる起動の2種類があります。USB-PDによる起動の場合は、C2 / C3いずれかのUSB-Cポートにて18W以上で充電してください。
※別途18W出力以上に対応したUSB充電器が必要になります
ソーラーパネルによる起動の場合は、電圧範囲11-28Vのソーラーパネルで充電してください。
在宅避難とのバランス型
「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station」は、容量1024Whで重さは約11.3kgです。電気ケトルや電子レンジ、冷蔵庫など、消費電力が大きい家電にも対応します。
こんな人におすすめ
在宅避難を中心に、容量と持ち運びやすさのバランスを取りたい方

独自の急速充電技術HyperFlashで業界最速の54分※満充電を実現。スマホよりも早く充電が完了します。
※20°Cのテスト環境下におけるAnker調べ。専用アプリで超急速充電モード設定時。通常モードでは約60分です。外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります。
家庭用コンセントと同等のパワフルさで99%の家電に対応※しており、電気ケトル、ドライヤー、電子レンジ、冷蔵庫などの消費電力が大きい機器も安心してご使用いただけます。
※一般家庭で使用されるAC100V対応の家電を対象とした場合 (Anker調べ)。
すべてにちょうどいい、世界最小クラス※のポータブル電源:1000Wh以上の大容量は変わらずに、Amazon Best Seller獲得実績もある前モデル (Anker Solix C1000 Portable Power Station) から一回り省サイズ化し約12%の軽量化を実現した世界最小クラスのポータブル電源です。
※容量1000Wh帯かつAC定格出力1500W以上のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルにおいて。ハンドル部分を除く体積計算に基づく。 (2025年4月時点 Anker調べ)。
リン酸鉄リチウムイオン電池採用で4000回以上の充放電サイクルを実現。毎日使用しても10年以上バッテリー劣化を気にせず使用できます。※
※電池容量が初期容量の80%まで劣化するまでのサイクル回数4,000回以上、電子部品の寿命は50,000時間を誇り、適切な利用方法および環境下においては、1日1回ご利用いただいても約10年以上に渡り正常な状態を保ちます
図書館よりも静かな静音設計※を実現。夜間や寝室、車中泊など大きな音を出したくない場所でも快適に使用いただけます。停電時に約0.01秒で自動切り替えする機能搭載しており、非常用電源として安心です。
※600W以下の入出力時に、一般的な図書館の騒音レベル40dbと比較した場合 (Anker調べ)。
ACコンセントからの急速充電はもちろん、ソーラーパネルやシガーソケットからも充電が可能です。ソーラーパネルからは最短約1.8時間、シガーソケットからは最短約12時間で充電頂けます。※専用アプリで充電状況確認や遠隔操作も可能です。
※充電時間はAnker調べ。
専用のAnkerアプリから充電・給電状況の確認や、遠隔で入力スピードの操作が可能です。本体への充電タイミングも調整可能で、電気代が安くなる夜の間に充電をし、高くなる昼間に使用するなどの節電にも活用いただけます。
家族全員分をまかなう大容量モデル
「Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station」は、容量2048Whで重さは約18.9kgです。両側面にハンドルがあり、両手で持ち運べます。
こんな人におすすめ
家族みんなの家電を長く動かせる、大容量の備えを置いておきたい方

2000Wh帯の決定版。変換効率を改善し、前モデルより最大約2倍※長く家電を使える。Anker独自の急速充電技術HyperFlash™により、100%満充電までわずか99分。家族の防災に万全の備えが欲しい方に最適な大容量モデルです。特設LPはこちら
※前モデルのAnker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) のLEDライトの使用時間での比較。ご使用の機器の消費電力や使用状況により変動します
2048Whの大容量、家庭用のコンセントよりも大きい定格2000Wの高出力なため、停電時に3~5人で使用しても約2~3日間※の電力供給が可能です。
※1日あたり700Wを使用した場合の目安
BMSのアルゴリズム最適化により、DCからACへの変換ロスを削減することで、高い電力変換効率を実現しました。これにより前モデルよりも長く家電を動かすことが可能です。
※LEDライトの使用時間で比較した場合
※Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh)との比較。充電回数は各機器の定格消費電力に基づく計算上の数値 (Anker調べ)
※ご使用の機器の消費電力や使用状況により変動します
前モデル※からサイズは約50%、重さは約40%軽量化しコンパクトに。加えて両側面にハンドルを搭載し、両手で重さを分散することができるため、とっさの避難時にも持ち運びやすくなりました。
※Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) との比較
電池寿命が長く安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。独自技術のInfiniPower™による電子部品の長寿命化も実現し、10年以上※ご使用いただけます。
※電池容量が初期容量の80%まで劣化するまでのサイクル回数は4,000回以上、電子部品の寿命は50,000時間を誇り、適切な利用方法および環境下においては、1日1回ご利用いただいても約10年以上に渡り正常な状態を保ちます
Anker独自の急速充電技術HyperFlash™により、100%満充電までわずか99分。急な災害で電気が必要になっても、充電の不安がなくなります。
※容量2000Wh帯における重量20kg未満のモデルにおいて。 AC充電のみでの充電時間に基づく。外気温や使用環境により充電時間は異なる場合があります (2025年9月時点 Anker調べ)
停電時に約0.01秒で自動切り替えする機能により、バックアップ電源としてご使用いただけます。Anker独自の過充電保護機能により、コンセントに繋いだままで保管可能です。
別売りの拡張バッテリーに対応し、最大5120Whまでバッテリー容量を拡張できます。エアコンなど大型家電を長時間使用したり、より長期間の停電の備えも可能です。
ACコンセントからの急速充電はもちろん、ソーラーパネルやシガーソケットからも充電が可能です。
Anker アプリから充電・給電状況の確認や、遠隔での入力スピード操作が可能。更に電気料金が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電して電気を使う、TOU機能を搭載し電気代の節約・最適化ができます。※
※アプリの言語は日本語になります
選ぶときのチェックリスト

- 動かしたい家電と使いたい時間から必要な容量を計算したか
- その容量帯の重さを、実際に持ち運ぶ家族が無理なく運べるか確認したか
- 高齢者や子どもが運ぶ可能性を踏まえて重さを見積もったか
- 大容量1台にするか、小容量を分けて持つかを家族の人数に合わせて考えたか
- そのまま置いて使うか、持ち出して使うかを決めたか
まとめ
ポータブル電源は容量が大きいほど安心に見えますが、その分だけ重くなり、実際の災害時に運べるかどうかは別問題です。動かしたい家電から必要な容量を計算し、その重さを家族の誰が運べるかまで考えて選ぶことが大切です。
大容量1台にこだわらず、小容量モデルを家族の人数分だけ分けて持つという選び方も、実際に運べる電源を確保する手段のひとつです。Ankerでは持ち出し用の軽量モデルから家族全員分をまかなう大容量モデルまでそろえているので、家庭の状況に合わせて容量帯を選んでみてください。
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