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炊飯器を使えるポータブル電源の条件とは?
災害時やキャンプなどのアウトドアシーンで、炊きたてのご飯を楽しみたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、炊飯器を屋外で使用するには電源の確保が課題となります。そこで注目されるのがポータブル電源です。本記事では、炊飯器を使えるポータブル電源の条件について詳しく解説します。炊飯器の消費電力やポータブル電源の定格出力、容量など、選び方のポイントを押さえて、安心してご利用いただける情報をご提供します。
目次:
炊飯器を使えるポータブル電源の条件
炊飯器を動作させるためには、ポータブル電源が特定の性能を満たしている必要があります。
①ポータブル電源の定格出力が炊飯器の消費電力を上回っている
ポータブル電源で炊飯器を使用するには、ポータブル電源の定格出力が炊飯器の消費電力を上回っている必要があります。定格出力とは、ポータブル電源が安定して供給できる最大の電力を指します。この値が炊飯器の消費電力を下回っていると炊飯器が正常に動作しない可能性があります。
炊飯器の消費電力目安
一般的な家庭用炊飯器の消費電力は約500Wから1500W程度です。マイコン式かIH式か、何合炊きかによって消費電力は大きく異なります。そのため、自身が使用したい炊飯器の消費電力を事前に確認しておくことが重要です。また、この消費電力は常に消費される電力ではなく、炊飯時に必要とする消費電力の最大値である事を覚えておきましょう。
マイコン式 |
IH式 |
|
3合炊き |
約350W |
約700W |
5合炊き |
約650W |
約1500W |
ポータブル電源の定格出力
定格出力とは、ポータブル電源が安定して供給できる電力の出力を意味します。先ほど見た炊飯器の消費電力をポータブル電源の定格出力が上回っているか、Ankerの製品を例に確認していきましょう。
製品 |
モデル |
定格出力 |
Anker 521 Portable Power Station (PowerHouse 256Wh) |
小型軽量モデル |
300W |
Anker Solix C800 Portable Power Station |
中容量モデル |
1200W |
Anker Solix C1000 Portable Power Station |
大容量モデル |
1500W |
Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh) |
超大容量モデル |
2000W |
Anker Solix F3800 Portable Power Station |
最大容量モデル |
5000W |
②ポータブル電源の容量が1回の炊飯にかかる消費電力量を上回っている
定格出力が十分でも、ポータブル電源の容量が1回の炊飯にかかる消費電力量を下回っていると、お米を炊き上げる事ができません。炊飯器の1回の炊飯に必要な消費電力量を理解し、それを上回る容量のポータブル電源を選ぶことが大切です。
Wh (ワットアワー) で表される電力量
電力量は「Wh (ワットアワー) 」という単位で表されます。これは「W (ワット) 」と「h (時間) 」を掛け合わせた値で、バッテリーに蓄えられている電力量を意味します。分かりやすく言えば、「1時間に使用できる電力の大きさ」ということ。例えば、300Whのポータブル電源なら、300Wの電力を1時間使用できる計算になります。
1回の炊飯にかかる消費電力量
1回の炊飯にかかる消費電力量は約100Whから200Whとされています。先ほどの電力と同様に、マイコン式かIH式か、何合炊きかによって異なりますので、必ずお使いの炊飯器の仕様を確認しましょう。また炊飯後の保温にも約10Whから20Whの電力量を必要とします。
ポータブル電源の容量
一般的に、Whの数値が大きいほど、大容量のポータブル電源ということになります。注意しておきたのは、ポータブル電源から電化製品へ給電する際に電力ロスが発生する事から、ポータブル電源容量全てを使う事ができません。電力ロスを考慮する場合はポータブル電源の容量に80%を掛ければ実際に使用できるおおよその容量がわかります。そのため300Whのポータブル電源であれば使用できる容量は、240Wh程度である事がわかります。
ポータブル電源で炊飯器を使う際のコツ
ポータブル電源で炊飯器を快適に使うためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。
他の家電の使用を控える
炊飯中は炊飯器が大きな電力を消費します。そのため、同時に消費電力の高い家電を使用すると、消費電力の合計値がポータブル電源の定格出力を超えてしまい、家電が作動しなくなる可能性があります。
保温時間を短くする
保温機能は電力を継続して消費します。ポータブル電源で炊飯器を使用する際は出来るだけ、炊き上がったらすぐにご飯を取り出し、保温時間を短くすることをおすすめします。余ったご飯は別の容器に移して保温するか、冷ましてから保存することで、電力の節約につながります。
エコ炊飯で炊く
炊飯器のエコモードや省エネ機能を活用することで、消費電力を抑えることができます。アウトドアや非常時には、このような機能を積極的に利用しましょう。
炊飯器におすすめのポータブル電源
Anker Solix C800 Portable Power Station

768Whの中容量帯ながら1200Wの高出力で幅広い家電に対応したモデル。独自の急速充電技術HyperFlash™️により100%満充電までわずか58分。業界最高水準の高出力で、電気ケトルやドライヤーなど消費電力の高い電化製品も利用可能で、1200Wを安定して出力できるパワフルな一台。
製品詳細を見る Amazonで購入Anker Solix C800 Plus Portable Power Station

768Whの中容量帯ながら1200Wの高出力で幅広い家電に対応かつキャンプライト搭載型モデル。独自の急速充電技術HyperFlash™️により100%満充電までわずか58分。業界最高水準の高出力で、電気ケトルやドライヤーなど消費電力の高い電化製品も利用可能で、1200Wを安定して出力できるパワフルな一台。
製品詳細を見る Amazonで購入Anker Solix C1000 Portable Power Station

スマホより速い充電時間とコンパクトさを実現したAnker Solixシリーズを代表する大容量ポータブル電源の人気モデル。独自の急速充電技術HyperFlash™️により100%満充電までわずか58分。90%以上の家電を動かすパワフルさで、定格は家庭用コンセントと同じ安心の1500W。さらに独自技術SurgePad™️により消費電力2000Wまでの家電に複数同時給電が可能。
製品詳細を見る Amazonで購入Anker 767 Portable Power Station (GaNPrime PowerHouse 2048Wh)

2048Whの超大容量と2000Wの高出力を兼ね備えた長寿命ポータブル電源。持ち運びやすいキャスター付きで、直径約12cmの大型ホイールとで段差をこえるため、路面状況を気にせず移動できアウトドアや災害時の悪路での運搬も簡単。家族や友人など大人数で利用可能な13ポートを搭載し、13台まで同時に充電・給電が可能な一台。
製品詳細を見る Amazonで購入まとめ
ポータブル電源で炊飯器を使用するためには、定格出力と容量の両面で適切な製品を選ぶことが重要です。使用時には他の家電の併用を控え、エコ炊飯機能を活用するなど、電力を効率的に使う工夫も大切です。これらのポイントを押さえて、安心して炊飯器を活用できるポータブル電源を選び、さまざまなシーンで炊きたてのご飯を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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