公開日:2026.09.14
海外旅行に変換プラグ・変圧器は必要?コンセントの形・電圧とモバイルバッテリーの持ち込みルール
コンセントの形が違う、電圧が合わずヘアアイロンが壊れた、モバイルバッテリーを空港で没収されてしまった。こうした充電・電源トラブルは、出発前に3つのポイントを確認しておくだけでほぼ防げます。
この記事では、スマホやパソコンの充電だけでなく、ヘアアイロンやドライヤーなど現地で使う家電も含めた、プラグ形状と電圧の基本から、変換アダプタの選び方、2026年4月に改定されたモバイルバッテリーの機内持ち込みルールまでを解説いたします。
目次:
忙しい人向けにこの記事の要約
-
確認するのは「コンセントの形」「電圧」「モバイルバッテリー」の3つだけ
この3点さえ押さえておけば、海外での充電・電源トラブルはほぼ防げます。 -
スマホやパソコンは変換プラグだけでOK。家電は電圧の確認が必須
充電器の多くは100-240V対応ですが、ヘアアイロンやドライヤーは日本専用 (100V) が多く、変圧器が必要になる場合があります。 -
モバイルバッテリーは2026年4月24日からルールが変わった
容量にかかわらず1人2個まで、機内での本体への充電は禁止です。違反すると罰則の対象になります。
海外の充電準備は3つの確認だけでOK

海外でスマホやパソコンの充電はもちろん、ヘアアイロンやドライヤーなどの家電を現地で使う場合も、準備することは実はそう多くありません。次の3つを確認するだけです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| ①コンセントの形 | 渡航先のプラグ形状に合う変換プラグが必要か |
| ②電圧 | 持参する充電器や家電が100-240Vに対応しているか |
| ③モバイルバッテリー | 機内持ち込みのルール (個数・容量・充電の可否) を守れているか |
順番に見ていきましょう。
コンセントの形を確認する
海外旅行の電源準備で最初に確認したいのが、渡航先のコンセントの形です。スマホやパソコンの充電器はもちろん、ヘアアイロンやドライヤーなどコンセントに直接挿して使う家電も対象です。国によって形が異なるため、電圧の対応が問題なくてもプラグ形状が合わなければ差し込めません。代表的な3タイプを覚えておきましょう。

Aタイプ (日本と同じ形)
2本の平行な刃を持つ形状です。日本と同じ形のため、変換プラグなしで使えます。
対応国・地域の例:アメリカ、カナダ、メキシコ、台湾、フィリピンなど

Cタイプ (ヨーロッパ式)
丸い刃が2本あるタイプです。ヨーロッパで最も広く使われています。
対応国・地域の例:ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オランダ、タイ、ベトナムなど

Gタイプ (イギリス式)
四角い刃が3本ある大きなプラグです。BFタイプと呼ばれることもあります。アジアの旧英国圏でも広く使われています。
対応国・地域の例:イギリス、香港、シンガポール、マレーシアなど

同じ国内でも、地域や施設によって複数タイプのコンセントが混在している場合があります。特にイタリアはCタイプとLタイプが混在するため、不安な場合は現地のホテルに確認するか、複数タイプに対応したアダプタを持参すると安心です。
電圧を確認する
プラグ形状が合っても、電圧が対応していなければ機器を壊すおそれがあります。充電器や家電本体の底面・側面には、対応電圧が必ず刻印されています。
| 表記 | 意味 | 海外での使用 |
|---|---|---|
| 100V〜 / 100-125V〜 | 日本専用 | 変圧器が必要 (トラベルアダプタだけでは使えない) |
| 100-240V〜 | 世界対応 | トラベルアダプタだけでOK |
スマートフォン、ノートパソコン、タブレットの充電器はほとんどが100-240V対応です。一方、ヘアアイロン、ドライヤー、電気シェーバーは消費電力が大きく、日本専用 (100V) の場合が多い家電です。持参する場合は、トラベルアダプタだけでは使えないため、事前に対応電圧を必ず確認してください。
変換プラグと変圧器の違い
海外旅行の電源グッズを調べると、変換プラグと変圧器という2種類が出てきます。目的がまったく異なるため注意してください。

| 比較項目 | 変換プラグ (トラベルアダプタ) | 変圧器 |
|---|---|---|
| 役割 | コンセントの形を変えるだけ | 電圧を変換する |
| 対象機器 | 100-240V対応機器 | 100Vのみ対応の機器 |
| 大きさ | コンパクト | 大型で重い |
| 用途 | スマホ・PC・カメラ充電器など | 日本専用ドライヤーなど |
スマートフォンやパソコンの充電器は100-240V対応がほとんどなので、変換プラグだけで十分です。一方、ヘアアイロンやドライヤーなど消費電力の大きい家電は日本専用のものが多く、変圧器が必要になる場合があります。旅行先で使いたい家電がある場合は、対応電圧を必ず確認してください。
変換プラグの選び方
変換プラグを選ぶときに確認したいポイントを紹介します。
対応プラグタイプの数
渡航先が1カ国なら専用タイプで十分ですが、複数国を回る場合や次の旅行でも使い回すなら、A・C・Gなど主要タイプをまとめてカバーするものが便利です。

USBポートの有無
USBポート付きなら、スマホやタブレットをケーブルで直接つないで複数台を同時に充電できます。この場合、日本から充電器を別で持ち歩く必要がありません。
安全性
過電流保護や安全認証 (PSEなど) を取得しているか確認しましょう。特に電力事情が不安定な国では、保護機能の有無が重要になります。
コンパクトさ
かばんに入れても邪魔にならないサイズのものを選びましょう。

3タイプのプラグとUSBポートを1つにまとめたモデル
A・C・Gの3タイプのプラグを搭載し、200以上の国と地域で使えるトラベルアダプタです。AC差込口に加えてUSB-Cポートが2つ、USB-Aポートが2つあり、最大5台を同時に充電できます。日本から充電器を別に持っていく必要がありません。
こんな人におすすめ
複数の国をめぐる旅行や出張で、変換プラグと充電器をひとつにまとめたい方

海外の200以上の国と地域で使用可能な3種類の主要プラグ(A・C・Gタイプ)を搭載。海外旅行や海外出張など、さまざまな場面での電源利用に対応しています。
※本製品には変圧機能はありません。ご使用の機器が100〜240V対応であることを必ずご確認ください。
Anker独自技術により安全性を考慮した折りたたみ式プラグを搭載。一般的なトラベル用変換プラグと比較して約30%の小型化を実現しました。
Anker独自の多重保護システムの搭載に加え、国際規格やより厳しい日本のPSE認証を取得。さらなる安全設計を追求しました。
過電流を検知した際に自動的に電源を遮断。海外での使用時も安心してご利用いただける本体設計を実現しました。
※AC機器の電流が8Aを超えた場合、自動的に電源が遮断されます。
※再接続する前に、使用する機器がアダプタの電力上限以下になっていることを確認し、10秒以上待ってから再接続してください。
AC差込口(×1)、USB-Cポート(×2)、USB-Aポート(×2)を搭載。最大5台の機器を同時に充電可能です。USB-Cポート単ポート利用時は最大20W出力に対応し、iPhone 16をわずか28分で50%まで急速充電できます。
※AC差込口は最大8Aまで対応しています。
モバイルバッテリーは機内持ち込みルールを守る
2026年4月24日から、飛行機へのモバイルバッテリー持ち込みルールが変更されました。違反すると罰則があるため、出発前に必ず確認してください。
持ち込み個数が容量にかかわらず1人2個まで
160Wh以下のモバイルバッテリーであれば、容量にかかわらず1人2個までとなりました。これを超えると航空法違反となり、罰則の対象になる可能性があります。
機内でのモバイルバッテリー本体への充電が禁止
機内のコンセントやUSBポートからモバイルバッテリー本体に充電することが禁止されました。モバイルバッテリーからスマホへの給電も禁止です。機内でスマホを充電したい場合は、座席備え付けのコンセントやUSBポートを利用してください。
※参考:国土交通省「モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて」(2026年4月14日) (https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000310.html)
変わらない基本ルール
- 預け入れ手荷物には絶対に入れない。必ず機内持ち込みにする
- 160Whを超えるモバイルバッテリーは機内持ち込み・預け入れとも不可
- 座席上の収納棚には入れず、手元 (座席ポケットなど) で保管する
- 端子を絶縁テープやケースで保護し、ショートを防ぐ
- 容量 (Wh) が不明なもの、破損・膨張しているバッテリーは持ち込み不可
mAhからWhへの換算方法
製品には10000mAhのように記載されていても、航空会社のルールはWhで判定します。以下の式で換算してください。リチウムイオン電池の電圧は通常3.7Vです。
Wh = 電圧 (V) × 容量 (mAh) ÷ 1000
例:10000mAh × 3.7V ÷ 1000 = 37Wh (160Wh以下なので持ち込み可)
一般的な10000〜20000mAhのモバイルバッテリーは37〜74Wh程度で、160Whの上限内に収まります。
さらに詳しいルールを確認したい場合
100Wh超から160Wh以下のバッテリーは、航空会社によって事前承認が必要な場合があります。デジタルカメラの予備電池の扱いなど、より詳しいルールは以下の記事で確認できます。
関連記事【2026年4月から新ルール】モバイルバッテリーを飛行機に持ち込む際のルールを解説出発前チェックリスト
プラグと電圧のチェック
- 渡航先のプラグタイプを調べたか
- 対応するトラベルアダプタを準備したか
- 日本から持参する充電器の対応電圧が100-240Vになっているか
モバイルバッテリーのチェック
- 持ち込むモバイルバッテリーの容量 (Wh) が160Wh以下か
- 個数は1人2個以内か
- バッテリー本体にWh表記があるか (Wh不明のものは持ち込み不可)
- 破損・膨張がないか
- 端子保護 (絶縁テープまたはケース) の準備はできているか
- 利用する航空会社の公式サイトで最新ルールを確認したか
まとめ
Anker Nano トラベルアダプタ (5-in-1, 20W) のようにUSBポートを搭載したモデルなら、これ1つでスマホやタブレットを直接充電できます。
モバイルバッテリーは2026年4月24日から、1人2個まで・機内での充電禁止が法律で義務化されました。知らずに違反すると罰則の対象になるため、出発前に必ず確認してから荷造りしてください。
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